此岸(しがん)から彼岸(ひがん)へ

お彼岸は、春と秋の2回あり、春分・秋分の日を中央にはさむ7日間、彼岸会の法要が勤まります。人間中心に生きている世界を「此の岸」にたとえ、仏さまの世界(浄土)を「彼の岸」にたとえるところから「彼岸」と呼びます。 彼岸という名は、仏教の原語ではパーラミタ、訳して到彼岸ということであり、此の岸から彼の岸にわたるということです。信なきものが法を聞いて信心の彼の岸へ到るということで、人間生活のまことの意義をしめすものです。此岸に生きる私たちが迷いの世界から浄土の岸に到ることを願う仏事とされています

お彼岸には墓参り

彼岸にはお墓参りをなされますが、阿弥陀仏の恩徳を讃え、私を仏様の世界に導いてくださった亡き人々(=諸仏)を讃える行為として墓参りが行われます。亡き人々からご縁をいただいた仏法にふれる場・時としての彼岸会法要が勤められます。ご法話を聞き(仏さまの教えを聞く)彼岸のこころを知らせていただいていく場と時が彼岸会法要です。
是非ともご参列、ご参拝下さりますようお願い申し上げます

<令和六年度 秋季彼岸会法要>
令和6年9月22日(日曜日) 午前11時より
場所:専修寺 本堂