今年度最後の親鸞講座
10月3日(土曜日)午後1時から

宗教のベストセラーといえば、キリスト教なら「聖書」、では仏教書なら何でしょうか?
それは『歎異抄』ではないでしょうか
国内最大の蔵書数を誇る国立国会図書館にある『歎異抄』の関連本は、700冊以上といわれます
また、日本にとどまらず、英語、中国語、韓国語など多くの言語に翻訳されてもいます
大学入試センター試験では、毎年のように、この『歎異抄』から出題されています。(平成30年)の倫理の問題文には、「親鸞は弟子一人ももたず」という一節が引用されていました
昨年(2019年)5月には、アニメ映画「歎異抄をひらく」が公開されています

「歎異抄」とは、鎌倉時代後期に書かれた日本の仏教書で、浄土真宗の祖・親鸞聖人の言葉が紹介された書で、親鸞の死後に浄土真宗内で出現した異義・異端を歎いたことから「歎異抄」と名付けられました

「歎異抄」名前は聞いたことあるが、ひとりで読むのは難しそうだ!

親鸞講座では当院僧侶が講師となり、「歎異抄」が書かれた時代背景、書かれている内容と意味する事を分かりやすい言葉でお話しています
一度「歎異抄」を読んでみたいと思われてる方は、是非とも本講座をお訪ね下さい

ご門徒であるなしに関わらずどなたでも参加し受講していただけます
事前予約はいりません、当日会場へお越しください
受講は無料です

歎異抄に関して 「大谷大学 歎異抄の世界」からの解説文を引用掲載させて頂きます

歎異抄とは
親鸞(1173~1262)の教えた真実信心に異なっていることを歎き、親鸞の教えに帰ることを呼びかける書物である。
 本書には作者名が記されていないために、古くから作者について推測されてきたが、最近では本文中に名前の出る唯円(ゆいえん)であることが、定説となっている。唯円は関東の河和田(現在の茨城県水戸市)の人で、親鸞から直接に教えを受けた門弟の一人である。
 親鸞滅後、直弟子の多くがこの世を去っていく中で、師である親鸞の教えがその趣旨と異なって理解されていくという現状を歎き、師の教えを改めて明らかにしたいという願いが本書を生み出したのである。
 本書は序と本文18条と結語からなり、本文は前半と後半とに大きく分けることができる。前半の10条は師訓篇とも呼ばれ、作者の耳の底にとどまって決して忘れることのできない親鸞の言葉を集めている。後半の8条は歎異篇とも呼ばれ、前半に掲げた親鸞の言葉に依りながら、実際に起こっている異なった見解をあげて、真実信心を見失っていることを批判している。そして結語には、そのような異義が起こってくる原因を「信心の異なり」として押さえ、お互いが自分の立場を正当化し、迷いを深めていくことの痛ましさを訴えている。
 本書は、作者が自分を正義の立場に置いて、他の異義を正していこうとするものではなく、どこまでも親鸞の教える同一の信心に立ち帰ることの重要性を示そうとしており、親鸞の思想の核心を知る上で、欠くことのできない大切な書物である