嘆仏偈とは
仏の功徳をほめたたえる偈(うた)です
嘆仏偈は、仏説無量寿経に書かれている偈文です。偈文(げもん)とは、経典の中の韻文をいい、四字八十句で構成されています。
内容は次のとおりです。阿弥陀仏が、成仏する以前の法蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)である時に、世自在王仏(せいじざいおうぶつ)と出会います。そして、その説法をきいて、その目覚めた人との出会いに法蔵菩薩が溢れ出る感動を抑えきれず、その師である世自在王仏の気高い姿を仰いで、その徳を讃え、世自在王仏に向かって自分の信念と願いを述べたのがこの偈文です。その後、すべての生きとし生ける者を救いとろうと四十八の願をおこされていきます。
嘆仏偈は、一般の仏事としては、結婚式や建碑式、入仏法要などの慶事法要に主に用いられますが、毎日の朝、夕のお勤めに用いることもあります。
引用:真宗大谷派 名古屋教区第30組より
専修寺 定例学習会
毎月第三金曜日(4月~10月)
午後1時~3時
講師:巖城孝信 副住職