私たちの宗旨は浄土真宗です
本 尊 : 阿弥陀如来 (あみだにょらい )
正依の経典 : 仏説無量寿経 「大経」(ぶっせつむりょうじゅきょう)(だいきょう)
仏説観無量寿経「観経」 (ぶっせつかんむりょうじゅきょう)(かんぎょう)
仏説阿弥陀経「小経」 (ぶっせつあみだきょう)(しょうきょう)
宗 祖 : 親鸞聖人<1173~1262> (しんらんしょうにん )
宗 派 名:真宗大谷派 (しんしゅうおおたには )
本 山 :真宗本廟「東本願寺」( しんしゅうほんびょう)(ひがしほんがんじ)
所 在 地 : 京都市下京区烏丸通七条上る常葉町754番地
浄土真宗は、現在「真宗十派」といわれる 十 派が真宗教団連合を結成しています
それらは親鸞の血縁の本願寺ゆかりの派と、親鸞の高弟を中心とする門徒集団の流れをくむ派とからなっています
● 大谷派 真宗本廟「通称、東本願寺」(京都市下京区)
●本願寺派 本願寺「通称、西本願寺」(京都市下京区)
●高田派 専修寺(三重県津市)
●仏光寺派 仏光寺(京都市下京区)
●興正派 興正寺(京都市下京区)
●三門徒派 専照寺(福井県福井市)
●誠照寺派 誠照寺(福井県鯖江市)
●山元派 證誠寺(福井県鯖江市)
●出雲路派 毫摂寺(福井県武生市)
●木辺派 錦織寺(滋賀県野洲市)
大谷派と本願寺派には さまざまな 違いがあります
もともと教義的なことで分派したわけではないのですが
両派の違いは、お内仏(仏壇)の荘厳(おかざり)のしかたを見れば一目瞭然。亀の背中に乗った鶴が口に蓮軸をくわえた姿の鶴亀燭台(ろうそく立)があれば大谷派。これに対して本願寺派では、銅に漆塗りの宣徳製の燭台が用いられます
また、焼香の回数も、大谷派では二回、本願寺派では一回と決められています
このほか、たとえば、門首(大谷派)と門主(本願寺派)、御文(大谷派)と御文章(本願寺派 )、 『正信偈』をはじめ読誦する勤行本は同じだが、節まわしに違いがあります
他宗との さまざまな 違いは
浄土真宗が他宗と違う特徴を、思想や仏事作法などから見ると次のようになります
①自力より他力を重視
自分の心や自分の修する善根を積んで浄土へ往生しようとするのは、しょせん限りある自力の念仏である
これに対し、阿弥陀仏の衆生を救わずにおれないという本願力を、疑うことなく信じ、感謝の心とともにとなえることを他力の念仏といいます
②在家仏教を貫く
親鸞は肉食妻帯して非僧非俗の立場を貫き、出家・在家にかかわりなく、阿弥陀仏の本願を信じれば救われるとし、在家仏教を確立しました
③迷信を排除、占いやタタリを否定
阿弥陀仏の本願を信じ、心に念仏をとなえることによってのみ救われるとし、現世祈祷・まじない・占いを行わず、お守り札・日の吉凶などを頼りとしません
④戒名ではなく法名という
浄土真宗では戒名とはいわず、法名という。また本来、位牌を用いる習慣がなく、過去帳や法名軸をかけます
⑤焼香の作法
抹香をつまんで香炉に入れるとき、額の位置で”香をいただく”という動作をしません。また、線香は折って横にねかせてそなえます
⑥堂舎の特徴として、本尊を安置する内陣より参詣者を収容する外陣が広くなっています。これは浄土真宗が聞法 を中心に発展したことによります
法名軸 本尊掛け軸 堂内の広い聴聞スペース
宗祖親鸞聖人はどんな人
親鸞聖人は、今から約800年前に誕生され、平安時代から鎌倉時代にかけて、90年のご生涯をおくられた方です
法然上人の「どのような人であれ念仏ひとつで救われる」という本願念仏の教えに出遇われます
流罪の地の越後から関東へと念仏の教えを生涯をかけて伝えていかれました
親鸞聖人のご生涯について真宗大谷派(東本願寺)真宗会館ホームページ「親鸞聖人と真宗のおしえ」で詳しく解説がされております