お盆の由来

「お盆」は、正式には「盂蘭盆」といい、「倒さに懸ける(倒懸)」という意味で、お釈迦さまの弟子である目連尊者の亡き母が餓鬼道に落ちている姿を譬えたものです。目連尊者はその母を救おうとして、最後に行き着いたのがお釈迦さまの教えでした。その教えは、多くの仲間とともに真実の教えを聞くことであり、それで母を救い出すことができたというのが『盂蘭盆経』の物語です。

浄土真宗のお盆の迎え方

この『盂蘭盆経』物語をおもうとき、浄土真宗ではお盆をお迎えするにあたっては、特別なお供え(野菜で作る馬や牛など)をすることではなく、改めて亡き人を偲びながら、“いのち”の事実とその“いのち”にかけられた深い願いに耳を傾けることを大事にしてきました。 お寺やご家庭のお内仏(お仏壇)、お墓へのお参りを通して、いま生きているこの私の“いのち”や人生を振り返る時間として過ごすのが、浄土真宗の「お盆」の迎え方です。

<説明文:真宗大谷派 真宗会館ホームページより>

お坊さんからのお話を聞きましょう

先祖や亡き人を偲び、亡き方からいただいたご縁で仏法を聞く縁に出遇ったわたしたち
釈迦様の御心は、単に自分の身内である親・兄弟だけでなく、長いいのちの歴史、深いいのちのつながりに気づき、そのつながりによって今を生きる自分自身の姿を見つめなおすことを教えるものであります。
法要ではお坊さんからご法話がおこなわれます
仏法のお話を聞き「いま生きているこの私の“いのち”や人生を振り返る時間として過ごしましょう」

令和6年 専修寺 盂蘭盆会法要

日時:2024(令和6)年8月10日 午後1時より
場所:専修寺本堂
お勤めの後には当院住職 巖城孝明がご法話をおこないます。
ぜひともご聴聞ください。