親鸞講座が開かれました 令和3年5月1日
5月の親鸞講座が副住職の巌城孝信が講師となり開かれました
今年度の講座は「顕浄土真実教行証文類(教行信証)」の「総序」と通称される「顕浄土真実教行証文類序」について学んでいきます
・本文
「竊(ひそか)に以(おもん)みれば、難思(なんし)の弘誓(ぐぜい)は難度(なんど)海(かい)を度(ど)する大船(たいせん)、無碍(むげ)の光明(こうみょう)は無明(むみょう)の闇(あん)を破(は)する慧日(えにち)なり。」
・意訳
「竊(ひそか)におもいをめぐらすと、人間の考えではおよばない広大な誓いは、度(わた)り難い生死(まよい)の海を度らせてくださる大きな船、何ものにも碍(さまた)げられない光明は、無明の闇を破る恵みの太陽である。」
孝信 講師から「竊(ひそか)に以(おもん)みれば は、親鸞聖人がお経に基づいて考えに考えて熟考の結果、仏の教えそのままに思いめぐらすと の思いが込められているのではないか」と話されました
「難度海とは生死の問題」「難度海に右往左往している私たちに、気づきを与えて下さるのが仏なのではないか」「そんな私たちを救わんとしている仏の力」「恵日は、私たちにとっては葬儀の時ではないでしょうか」「教行信証は浄土真宗の基礎となるもの」と講話してくださいました