現如上人とは

現如上人のお写真

明治から大正時代にかけての浄土真宗の僧で東本願寺第22代法主を勤められた方です。大谷光瑩(おおたに こうえい) 法名は現如(げんにょ)
新道切開・農民移植(移民奨励)・教化普及の三要項を柱として北海道開発事業の命を受け、若干18歳の現如上人を団長に総勢100人余の一行は明治3年2月京都を出発し北海道に渡り開拓を推進、札幌別院を創設し布教を行なった
嘉永5年(1852年)生まれ 大正12年(1923年)示寂

本願寺街道とは

現如上人像

尾去別(おさるべつ、伊達市長和)を起点に、洞爺湖の東側、中山峠(なかやまとうげ)を通り、平岸(ひらぎし、札幌市豊平区)を結んでいた道路です
現在は、ほぼこの古道に沿って国道230号線が作られ、その多くの部分が古道に重なっています
中山峠を越える街道工事は困難を極めたと想像されます、僧侶や門信徒,伊達家の人たちそして地元のアイヌ人たちの協力を得ながら札幌市豊平区平岸に至るまでの約103キロメートルにも及ぶ道路の開削を行ないました。工事期間は明治3年7月から翌4年10月までの1年3か月間ですが、冬期間は工事が進まないことでしょうから、実質半年強という超突貫工事でつくられました

本願寺街道について詳しく解説がおこなわれています

朝日新聞×HTB北海道150年 本願寺道路の謎

北海道開発局 札幌開発建設部HP 歴史をたどる2「本願寺街道」

札幌市南区HP 南区開拓夜話 悲願の本願寺道路