推進員連絡協議会「秋季研修会」 令和5年11月24日

北海道教区第4組真宗同朋会「推進員連絡協議会 寺院代表者秋季研修会」

当院より寺院代表推進員の2名の方が研修会に参加しました。北海道教務所講堂で開かれた研修会の講師は、当院住職の巖城孝明が務めました。
会長挨拶に続き第4組組長からご挨拶がありました。

講題:「仏事の事情をお寺の立場から解説」仏事の回復に向けて葬儀・法要のあり方について

巖城孝明 講師
巖城孝明 講師

「40~50年前はお寺での葬儀が主に多くおこなわれ、葬儀でのお手伝いに町内会の方たちが出てこられ、町内・ご近所との人達の繋がりが出来るご縁となっていた。
現在は葬儀ホールでの葬儀が圧倒的に多く、一日葬や直葬など葬儀の形も変わってきている。コロナによる影響もあるが、葬儀・法要が簡素化され、少数の参列者での葬儀・法要が執り行われており、人と人とのつながりが希薄になってきている。」
と現状についてお話がありました。
「家の宗教から個の自覚の宗教へ」「推進員同朋の会」「仏事の回復:毎日仏さまに手を合わせよう、声に出して念仏しよう」「帰敬式実践運動」についてお話をされ、家長制が弱まり教えを相続できにくい環境のなかにあって、仏事の回復運動を絶えず続いていく事が大事であると話されました。