親鸞講座が開かれました 令和6年5月3日
巖城孝明 住職が講師の講座 専修寺親鸞講座
今年度二回目の講座は歎異抄第二章について、親鸞聖人の三つの出会い「法然上人との出会い」「阿弥陀仏との出会い」「我が身との出会い」についてお話がありました。
親鸞聖人は法然上人から「浄土宗のひとは愚者になりて往生す」との言葉を直接聞いていました。親鸞聖人は自らのことを「愚禿親鸞(ぐとくしんらん)」と呼んでいました。愚者とは教養がない者を指すのではなく、愚者とは十悪(十種類の悪のこと。身口意の三つの悪業)から逃れられずに生きる自分自身の愚かさを自覚し生きる者である。自分の愚かさを認めるところから、他者を理解し接していけるのである。
そこから「人と人が共にいきあえる世界」がひらかれる。