親鸞講座が始まりました 令和4年4月2日

令和4年度の親鸞講座が始まりました

今年度の親鸞講座は当院住職の巖城孝明が毎講座とも講師を務めます。
昨年の法話の時に法話テーマとしてきた「現代の聖典」をテキストに講話を致します。

講座テーマ「仏説観無量寿経(現代の聖典)に学ぶ」

経教(きょうきょう)はこれを喩(たと)うるに、鏡のごとし
 お教とは自分自身を映す鏡です

前の法話の時の「欣浄縁」に続き「散善顕行縁」について講話をして下さいました。

現代の聖典

巖城住職から、今の葬儀の様子のお話をまじえて「お釈迦様のはからい」「身を通して聞く」「十善、十悪」「仏教では一番の悪行は邪見(愚痴)である」「仏教に出遭わないと知らされない」について講話がおこなわれました。


講座配布資料pdf
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「現代の聖典」とは

わたくしたちが、この現代の社会のなかに一人の人間として生きてゆくうえで、仏教はなにを教えるのか、どこで仏教は現実の問題とむすびつくのか、それが、家族のしあわせをねがい、日夜、生活のために努力していられる方々の率直な疑問であろうかと思います。しかし、その疑問にお答えするには、人間のつたない言葉を幾万言つらねますよりも、端的に、念仏の教えを説きひらかれた経典そのものをお読みいただくことが第一なのであります。
親鸞聖人七百回御遠忌を機縁として、現代に生きる教団としてのあたらしい歩みの中核となっていただく、同朋壮年会のためのテキストとして、「観無量寿経」をえらびましたのも、そうした願いによることであります。本書によりまして、わたくしたちの現実の問題が経典においてどのようにうけとめられ、どのように解かれているかを、お互いにあきらかにしあう機縁がもたれますことを、心から念じてやまない次第であります。
 1962(昭和37)年4月10日
 宗務総長 訓覇 信雄

現代の聖典 はじめに(初版のことば)より


講座テキストの「現代の聖典」は、講座当日の貸し出し、ならびに販売(500円/税別)もしています。