親鸞講座が開かれました 令和6年9月6日

「専修寺親鸞講座」歎異抄に聞く

巖城孝明 住職が講師で毎月開かれる親鸞講座の第5回目が開かれました。
鎌倉時代後期に書かれた日本の仏教書である「歎異抄」は親鸞の教えをわかりやすく伝えるために書いたもので、親鸞聖人の弟子である唯円が作者であると推測されています。1212年から1213年にかけて書かれたと言われているこの書は、浄土真宗の信者だけでなく多くの人々に影響を与えてきました。「歎異抄」の第三章では親鸞が「善人なをもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」(意訳:善人でさえ往生できるのなら、悪人が往生できないはずはない)と述べた言葉のインパクトが強く、多くの人を引き付けた。
「歎異抄」ですが、誤解され易い内容から本願寺8代目門首である蓮如上人によって禁書とされてきました。その後の明治時代に清澤満之らによって研究され世間に周知されるようになった。
「歎異抄 第三章」は親鸞聖人の教えの元となる章である。