春季永代経法要を厳修しました 令和5年5月24日~25日

今年度最初の法要である永代経法要が当院本堂で2日間に渡り勤まりました。

浄土真宗の永代経法要とは故人の鎮魂や供養の為に勤める訳ではありません。永代経とは「永代読経」の略称であり、本来の意味は仏さまの教えが末永く多くの方に広まるようにと願ってご門徒がお寺に懇志を納めて、その永代経懇志で開かれる法要を指します。

当院では法名記(過去帳)に法名を記載し、尊前に供え浄土三部経を読誦します。

1日目は24日午後1時より『仏説無量寿経』をお勤めしました。

法要後には、当院住職の巖城孝明よりご法話がありました。


2日目は25日午後1時より「仏説阿弥陀経」の読経に続き、「正信偈」をお勤めをいたしました。

法要後、布教使の札幌市内東興寺から来られた須磨興人師よりご法話を頂きました。

須磨氏は

「私達はどこか亡くなられた人の為にご住職や僧侶がお経を上げてくれるんだよね。って思ってませんか。ですが、よくよく考えてみると亡くなった人達は諸仏、仏さまになられている。その諸仏である仏さまを通して、どうか私達に教えを聞いて下さいという願いがはたらいているのです。だから永代経というお勤めは毎年勤まるんです。」と永代経法要を勤める意義をお話されました。

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投稿者:北原 編集:孝信