定例学習会が開かれました 令和5年9月15日

嘆仏偈(たんぶつげ)の学習がはじまりました

先月までの正信偈の学習会は終了し、今月から新しい学習テーマとして嘆仏偈(たんぶつげ)の学習会が始まりました。
講師は副住職の巖城孝信が担当し開かれます。先月までの正信偈の学習会は法務員が交代で講師を務めて来ましたが、今月からの学習会は巖城孝信が講師を務め開かれます。
新しいテーマで学習会を始めるにあたり、「いま何故に嘆仏偈を学ばなければならないのか」「門徒の方々と共に学ぶ学習会にしていきたい」とお話しされました。

嘆仏偈は、仏説無量寿経に書かれている偈文です。偈文(げもん)とは、経典の中の韻文をいい、四字八十句で書かれています。阿弥陀仏が、成仏する前の法蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)である時に、世自在王仏(せいじざいおうぶつ)と出会います。そして、その説法をきいて、その目覚めた人との出会いに法蔵菩薩が溢れ出る感動を抑えきれず、その師である世自在王仏の姿を仰ぎ、その徳を讃え、世自在王仏に向かって自分の信念と願いを述べたのがこの偈文です。その後、すべての生きとし生ける者を救いとろうと四十八の願をおこされました。