婦人会定例法話会が開かれました 令和4年3月10日

正信偈のお勤め、御文「聖人一流の章」を拝読しご法話をいただきましした。

当院住職の巖城孝明がご法話をしました。
先月の「ご命日の集い」に続き「現代の聖典」をテキストにお話しされました。

前回のご法話「仏説観無量寿経序文 発起序 厭苦縁(えんくえん)」に続き「欣浄縁(ごんじょうえん)」について、配布資料とともにお話をされました。

東本願寺出版部 現代の聖典より
婦人会定例法話会 配布資料
婦人会定例法話会 配布資料

<御文>
第8代蓮如上人が、ご門徒たちに宛てた「お手紙」で、真宗の教えがわかりやすく、しかも簡潔に書き表されています。当時(室町時代)の「御文」は、ご門徒に広く公開され、法座につらなった読み書きが出来ない人々も、蓮如上人の「御文」を受け取った人が拝読するその内容を耳から聴いて、聖人の教えを身に受け止めていかれました。「御文」は、現在約250通が伝えられており、その中で、1471(文明3)年から1498(明応7)年にわたる58通と、年次不明の22通の合計80通を5冊にまとめた『五帖御文』が最もよく知られています。

<聖人一流の章>
聖人一流の御勧化の趣は、信心をもって本とせられ候。
その故は、もろもろの雑行をなげすてて、一心に弥陀に帰命すれば、不可思議の願力として、仏の方より往生は治定せしめたまう。
その位を、『一念発起・入正定之聚』とも釈し、その上の称名念仏は、如来わが往生を定めたまいし、御恩報尽の念仏と心得べきなり。
あなかしこ あなかしこ

・・聖人一流の御勧化の趣は、信心をもって本とせられ候 文意・・
「聖人」とは、親鸞聖人のことです。
親鸞聖人が90年のご生涯で教えていかれたことは、信心を本(もと:木でいうと幹のこと)としなさい。